『新「やまと撫子」論』は、本校の目指す教育や、理想的な人間像について、摺河祐彦校長が執筆した単行本です。
「教養科」や「しつけ教育」が育むものが、ルールやマナーの域を超えて「心の教育」であることを、自身の経験・エピソードなどをもとに分かりやすく解説しています。
同書は、人間として、女性としての生き方を提案し、女性たちが仕事・子育て・教育などについて考えるきっかけとなる一冊として話題を呼び、広く注目されました。

☆トピックス
平成23年、島根県の公立高校の入試問題に『新「やまと撫子」論』が採用されました。今回、問題文として引用されたのは、「自立と女らしさは両立できる」と題した第3章の「誤解されている『和』の精神」の中の一文。「和」の精神についての奥深い考察を平易な言葉で明快に論じていることが問題作成者の目に留まったのでしょう。入試問題に採用された後も、各種の問題集や参考書に教材として採用されています。
『新「やまと撫子」論』をまだ読んだことがない人は、ぜひ一度手にとって見てください。自分自身の生き方や将来について考えてみる良いきっかけになるはずです。
B6判 200頁 プレジデント社 1,300円(税込)
書店にて好評発売中
●主な内容は、次のとおりです。
第1章 自由とわがままは違います!
・魅力的な人間とは
・自由を満喫するには我慢がいる
・まずは自分を認めよう
第2章 「型」から入って「型」を超えよう
・動作に「ため」をつくりましょう
・言葉も大事な「型」
・美しい日本語
・「型」が示す豊かさ
第3章 自立と女らしさは両立できる
・誤解されている「和」の精神
・しなやかさは生命観
・「ゆかしい」と自己主張
・素敵な妻や母になる
第4章 「普通」であることの素晴らしさ
・「やまと撫子」は「普通の女性」、しかし……
・分をわきまえるということ
・世界最高の普通をめざそう
・「自分らしさ」に要注意
エピローグ 21世紀のやまと撫子を育てるために
・できることからはじめましょう
・掃除は仏教の修行にも通じる
・頭を垂れる稲穂
・繊細で柔らかな心
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<刊行物、書籍>
・『かけはし』
・『新「やまと撫子」論』